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 国立感染症研究所は25日、全国の定点医療機関から14~20日の1週間に報告があったインフルエンザ患者は1機関当たり17?25人で、2週連続で増加したと発表した。直近5週間に検出されたウイルスは季節性のA香港型が最も多く、新型、B型と続いた。
 また東北大の押谷仁教授らは11日の地震後に仙台市と周辺を調査し、インフルエンザの流行が続いていることを確認した。「避難所を中心に厳重な警戒が必要だ。症状のある人はマスクをし、早期治療が重要。できるだけ人と人の間隔が取れるような工夫をしてほしい」と話している。
 押谷教授らが集めた陽性の検体21件のうち、A香港型は19件、新型は2件。21件には避難所の被災者や支援しているスタッフ4人のものも含まれていたという。
 14~20日の報告数は、都道府県別では山口(48?87人)、大分(41?55人)、愛知(31?55人)の順に多かった。震災の影響で、岩手の一部と福島からは報告がなかった。前週のデータがない宮城と福島を除く45都道府県のうち31道府県で定点当たりの報告数が増えていた